あたーにーあっとろーとは?

  • Winny制作者金子勇氏
    こと博士の素顔があまりにも面白いので、弁護人である私の目から、事件を振り返ってつれづれなるままに書きつづってみる、壇弁護士の事務室のスピンアウトブログです。

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2007年3月31日 (土)

博士の一分

とりあえず、「長い1日」の結果、博士の保釈は決定した。

保釈の日、博士を乗せて我々は、とりあえず、弁護団の一員の事務所に行って、関係者に保釈が出たことを知らせた。

保釈には、面談禁止の条件があるので、博士が姉に直接連絡をすることもできない。そういうこともあって、博士が連絡できるところと、そうでないところに分けて、分担して報告とお礼をしたのである。

そして、生活について、再度博士に注意を促すことにした。

面談禁止があること、証拠隠滅と言われるような行為をしないこと、勝手に旅行に行かないこと、常に連絡とれるように携帯電話を持っておくこと等々…。

博士は、

「はぁ」

と答えていた。

弁護団としては、博士に再度の捜索差押えがなされることをもっとも心配していた。

そこで、弁護団の一員が博士に

「しばらくはパソコンを使わないように」

と言ったとき、博士は答えた。

「やだ!」

「PCできないくらいなら、拘置所に戻ったほうがまし!」

「拘置所ならちゃんと三食出るし。」

我々は、博士の刑務所で年越しする人みたいな発言に苦笑であった。

でも、博士にプログラムをするなということは、死ねと言っているのと同じなのだろうと、妙に納得である。

Winnyというソフトウェアは、博士の性格を引き写ししている。

このときが、そうおもった最初のことである。

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