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2005/06/19

コメントがついたのでドラマの話

ドラマについて書いた記事
にdora-kouさんからコメントを頂いた。

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シナリオライターって、脚本書くこと自体が仕事なんで、
下調べをおろそかにする事が多いんですよ。

最近は職業的に精通された方がネット上で見解を
出す事が多くなったんで、その辺の脆さが露呈
されたんですけどね。

ただ、この辺の作りこみを重視しすぎると本質を
見誤ってしまうのが難しいところだったりします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まぁ、この点は警察の人の方がつらいであろう。
ドラマの警察は、すぐに被疑者殴っちゃうし、ショットガンまでぶっ放しちゃったりする。サスペンスのように、殺人現場に素人がどかどか入って訳の分からない推理を始めたら、そりゃ大抵の警察はぶち切れるであろう。
警察の人と雑談したとき「私ら、見るドラマ無いんですわ」と言っていた。お気の毒である。
私的には、接見室のあの穴が空いたアクリル板はどうにかして欲しいとおもう。

ところで、最近、離婚弁護士Ⅱなるドラマをちょこっと見てみることにした。
面接交渉権を巡る話であったのだが、思ったより間違いがなかった(ただ、そんな事件処理して、イソ弁と事務員をあれだけ雇って、あんな超高級マンションに住めるわけがないという根本的な問題はある。そちらの方が私には重要であったりするのだが)。
しかし、間違いが少ないので、私的にはドラマの落ちもわかりやすい。スキップスキップで結論を確認して見るのを終わってしまった。いずれにしても、私はその手のドラマを楽しめる立場には無いようである。

突っ込みと言えば、かつて「ビギナー」というドラマを見たことがあるだろうか。司法修習生がテーマのドラマだったのだが、夜は施錠されているはずの研修所の食堂でなぜか深夜に語り合ったりというのは初歩の初歩である。
放送時間のうち突っ込のない時間はCMだけという恐ろしいドラマであった。

ただ、ある回に、旦那が妻を殺害して同意殺人か単なる殺人かが争われて、それに対して修習生が悩みながらも殺人と認定した判決起案を提出したという事があった。

ドラマを見てる人は「作り話過ぎ!」と思ったかもしれないが、実際にはよく似た事案があったのである。というのも、私自身がかつて刑事裁判修習の時に、ドラマと似たような事案の判決を起案した事があるのである。

詳細は勘弁であるが、私が担当した事案は、もっと壮絶であったし、判決起案もドラマのよりは良いこと書いたと思う。しかし、ドラマのの主人公のように悩んで結論を出したことは一緒である。

弁護士になって数年が経過した今でも、この事案の事を考える事がある。事件に対する裁判官の姿勢を学んだことも得難い経験であった。

今、司法研修制度は、ロースクール時代を迎え大きく変動している。
しかし、どんな制度であれ、法曹三者がお互いを尊重できる制度であって欲しいと思う。
ロースクールでは、具体的符合説が優れている等と自説の解説に嬉々としている学者もいると聞くと、すこし心配ではある。

~この記事の最初を読んで、この結論を予想した者はいるだろうか。

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コメント

>接見室のあの穴が空いたアクリル板はどうにかして欲しいとおもう。

ガラスじゃないのが、イマイチ?
穴の開き方が、イマイチ?
http://www.osakaben.or.jp/main/donaisho/03/story01/02.html

投稿: Beyond | 2005/06/19 17:25

それは、大阪弁護士会写真ですね。

よく見て欲しいのですが、穴の部分は特別に、穴の空いた丸いアクリル板を2枚重ねた構造になっています。
穴はずらしているので、そこを使って物のやりとりはできないようになっています。
(ホコリがたまっていたりするので衛生的ではないですが)

ドラマの場合、大抵、アクリル板に穴を開けただけのものになっています。
これだったら、ポッキーくらいは差し入れしちゃうかもしれません。
そういうのを防ぐためにいろいろ工夫してるのです。

某漫画では、刑務所で、穴から吹き矢を入れて刑務所にいる人を殺したというネタがありました。
しかし、吹き矢を入れることのできる穴はありません。ついでに、一般面会は刑務官が立ち会っています。というわけで、犯罪自体があり得ないです。

投稿: toshimitsu dan | 2005/06/19 18:27

なるほど、最近法廷を扱ったドラマ多いですからね。
おいらはアニメ脚本家を目指していますが。。。。

シナリオライターとしてはそう仰って頂ければ
職業冥利に尽きます。

仕事が忙しくてなかなか公判に足を運べないのが
残念なのですが、今のおいらでできる最大限の
支援は考えています。

投稿: Dora-kou | 2005/06/21 08:36

あ、あと警察組織について。

ドラマで悪として扱われるのは当然の報いかと思います!

もはや警察は市民の敵なのですから。

少なくとも金子さんを贖罪の子羊に仕立てあげたわけですし、そうとう痛い目にあってもらわないと。

投稿: Dora-kou | 2005/06/21 08:46

こんにちは。
6月に立て続けに入ってきた刑弁事件をやりながら、警察も酷いなぁ、と思う今日この頃です。
(裁判所には、令状を簡単に出し過ぎや!といいたい)

「ビギナー」は55期の人たちが協力していたとかいなかったとかで、ドラマは思ったより良くできていたね、とは某教官の弁。

投稿: きゃんた | 2005/06/22 00:05

>きゃんたさん

そういう現状って、自分が捕まるまでは分からないんですよねぇ。
接見禁止状態が続いて精神的に壊れていく被疑者を見るのはつらいです。

投稿: toshimitsu dan | 2005/06/23 12:49

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