のまねこ騒動
日本では、著作権は申請も登録も無しに保護される。特許や商標のように登録も審査もないので、無効審判制度もない。要するに、著作権は「私が作りました」と言えば、後は、問題になれば民事裁判で争うか、どこぞのお巡りさんと拘置所で戦うしかないのである。
著作者としても、要するに、商標のように申請を取り下げることもできないし、著作権の放棄というのも制度として無い。
そして、他人の著作物を盗用しても、そこに、創作を加えて作れば一応2次著作物となって保護される。(ただし、盗用された者との関係では著作権侵害となるので、損害賠償義務や刑事罰もある。)彼らはモナーのコピーとは立場的に口が裂けても言えないであろう。
だいたい、モナーって誰が著作権者かもわからないのである。
そういう基本知識をふまえた上で、彼らの苦しい対応を見た方が良いと思う。
問題の一端は、ひいき目に見てもできが良いとは言えない著作権法にもあるのである。
ちょっと追記
トラックバックに馬鹿受けした
~「そんなに真似されたくなければ発表するな、とは我が上司の弁」
なかなか男らしいが、その男らしさは警察相手にも発揮できるのだろうか。
もちろん、私は弁護するつもりなどない。
音楽業界に関して、○○○は、オジーオズボーンから訴えられたらどうなるんだ?
とかいうネタが大学生時代にあったを思い出した。
どこまで似てたら著作権侵害になるのか?
これは、知的財産全般に適合する難しい問題である。
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