一太郎
一太郎の差止めを求めていた裁判で、東京高裁はジャストシステムに対する逆転勝訴判決とした。
私は、ATOKの愛用者で、昔はメモリーを買って、キャッシュに辞書ファイルを展開して変換スピードを上げたりして工夫してきたのでATOKが無いと仕事に支障がでる。よかったよかった。
ところで、ジャストシステム側の代理人には、大学のサークルの後輩がいたりする。この後輩のご主人は大学時代のサークルの同級生で「20世紀の電車男?」と言うべきキャラなのであるが、それは今回はおいておく。
一太郎の勝訴判決と、のまネコ問題を絡めた社説を毎日新聞で発見した。
去年のことを考えると、このような社説がでることについては感慨深いものがある。
引用~
知的財産権制度に対する不信は、知的な創造活動や発明を促すための仕組みだったものが、防衛的な手段に変わり、逆に創造活動の抑止につながっていることにある。
まさに正鵠を得ていると思う。
そして、私は、Winnyの事件の本質もそこにあると思うのである。
知的財産は、あまり議論に晒されてきた分野とは言い難い。これから議論すべきであるし、議論の輪の中にいたいと思っている。
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