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2005/10/26

個人情報保護の講演会

個人情報保護というのは、法律の問題とセキュリティという二つの問題にまたがっている点で難しいものがある。
多くの弁護士というのは、実は個人情報保護法についてあまり詳しくない。条文構造がややこしいのである。
そして、法律を理解している弁護士もセキュリティについて、JISQすら見たこともない人がかなりいる。

というわけで、先日大阪弁護士会で、個人情報保護法についてのシンポジュームを開催した。

講師は、サイバー弁護士の中では第一人者の岡村久道弁護士である。
個人情報保護法については、立法段階から深く関わっていただけに、ここでは書けないような話もいろいろと聞けた。個人情報保護の必要性をようやく周りが理解した現状で、すでに個人情報過剰保護についての危険性を危惧されていた点については、やはり、最先端をすすんであるなぁというかんじである。

打ち上げで写真を撮ろうとしたら、拒否された。残念である。

個人的には、著書が売れてうらやましいところである。
私は、筆が遅くて。。。

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コメント

私も岡村先生の著書の売り上げに協力した1人です。
頑張って勉強しなければ。

#情報問題の委員(しかも2部会)だったりするのですが(笑)

投稿: きゃんた | 2005/10/26 13:23

初めまして。
壇先生のブログいつも興味深く見させて頂いております。

医療機関に勤めている事もあって、個人情報保護法には関心があります。
これだけマスコミにも個人情報の流出が騒がれていることもあって、かなり現場の医師達も畏縮しているように感じます。
警察の犯罪捜査に支障がでているとの報道も見受けられますし。
医療の現場の問題に限っても、通報義務のある事例(犯罪・子どもの虐待・ドメスティック・バイオレンスなど)があることを知らない医師がかなり多く、それが事態を悪くしています。
特に研修医はこういう法律よりも、医学の勉強に注意がいっている事もあって、その傾向が強いように感じます。
個人的には、医学部の教育の段階でこういう法律を教えてくことは必須すべきと感じる今日この頃です。

投稿: 織田龍巳 | 2005/10/27 02:46

>きゃんたさん

私、本の企画の際に、日本で販売しているサイバー法の本のほとんどを購入したので、岡村先生への貢献もかなりの額になります。

岡村先生とは、何だかんだで良くお会いしますが、大阪弁護士会館では始めてかもしれません。

投稿: toshimitsu dan | 2005/10/27 15:31

>織田龍巳さん

医療分野では、コンプライアンスが必要な場所程、研修等の機会が無いというような気がします。

医療機関に限らず、どんな分野においてもコンプライアンス教育が与えられねばならず、そういう分野に積極的に弁護士が関わって行くべきなのだと思います。現在、医療現場と法曹は、あまりに、遠い関係にあるように感じています。

投稿: toshimitsu dan | 2005/10/27 15:38

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