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2006年1月29日

2006/01/29

ソフトウェア技術者連盟(LSE)国際大学グローバル・コミュニケーション・センター合同セミナー~その3

平成18年1月28日開催
「ソフトウェア技術者連盟(LSE)国際大学グローバル・コミュニケーション・センター合同セミナー」

大盛況であった。「Winnyの技術」をもって、金子氏にサインを求める方がたくさんいた。
こういう場に出ると、自分たちの弁護についての意義を再確認させられ、身が引き締まる思いである。

前半は、金子氏が、語るWinnyの技術であるが、私的には、金子さんがちょっとあがっているのを見て、子供の発表会を見守る親のような気持ちでヒヤヒヤしながら見ていた。

後半はWinnyの社会・倫理がテーマである。Winny利用者を社会学的な切り口から考えてみようというのが主題であったのだが、メインがWinny制作者の倫理になって皆さん結構暴走していたというような感じであった。
立場はそれぞれであるが、いろんな方がいろんな切り口で議論することはとても大切だと思う。

あえて、個人的な見解をいうと、技術開発は常にパラダイムシフトを生み出してきた。たとえば自動車は、開発されてからあらゆる問題を起こしては解決され、現在も公害問題や交通事故などいろいろな問題を引き起こしている。そうやってパラダイムシフトが起こっているのである。それだけの力があるからである。

インターネットはそれを凌ぐ力をもった技術かも知れない。世界レベルであらゆる問題が起こっているにも関わらず進み続けている。ファイル共有はその一つにすぎない。私としては、Winnyは他人の遊休リソースの利用という問題を提起したことが大切で、著作権の問題はやがて解決するような小さな問題ではないか?という気がしている。

世界的な目で見れば、ファイル共有というのは、とても強い推進力をもった技術である。技術は問題になった時点で止めれるようにするべきだという意見があるが、仮に一般論としてはそうだとしても、ファイル共有に関してはどうかと思う。必ず海外から黒船がやってきてデファクトスタンダードになる。その時期はもうそこまで来ている。価値を正しく評価し伝え発展させる事こそが、ファイル共有という技術に必要なのではないか。大切なのは、机上の議論ではなく、企業や利用者の現実の力である。

セミナー終了後、小倉秀夫先生と少し話しをしたが、実は、生小倉先生と話しするのは初めてであった。これは意外。

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