選挙
あまり知られていないが、弁護士会も選挙がある。
立候補が一人しかいないときは、当然選挙はないので、立候補の一本化を巡っていろいろ思惑が交差するようである。
ちなみに大阪弁護士会は今年、会長選挙がある。大阪弁護士会にはいくつかの会派があり、選挙の場合には会長候補を擁立した会派同士激しい選挙戦を行う。それぞれの候補がマニュフェストを掲げて支持を訴える。
ところで、大阪弁護士会の投票には、当日、投票場に行くほか、不在者投票というのが認められている。
(不在者投票)
第二十二条選挙人が、やむを得ない事由のため、選挙の期日に投票をすることができないときは、不在者投票をすることができる
しかし、この不在者投票のやむを得ない事由であるが、非常に多くの者が不在者投票で投票を済ませている。会派によっては、組織的な活動があるのだろうが、不在者投票の方が多いかもしれない程である。不在者投票は、本当にやんごとなき用事以外にも、「出張」程度で認められているのである。これは、まぁ良いであろう。
しかしである。みんなが出張のわけがないだろが。
ここで、候補について優劣を言う気はまったくない。しかし、まず、会則をちゃんと守るか、改正するなりしてほしい。そもそも、会派中心の選挙はすでに時代遅れの気がする。
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