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2006年3月6日

2006/03/06

接見妨害と弁護士

こんな記事を発見した

接見に行くと警察から、
「調書に署名させるのでちょっとまってほしい」と言われることがある。検察からも言われたことがある。
事件にもよるが、そんなときには「5分だけでも先に接見させろ」と応えるべきで、「分かりました」と答えているようだと弁護士失格だと思う。

被疑者が事実と異なる調書に署名すれば、自白調書はほぼ無制限に証拠として認められ、ひたすら調書を信用する日本の裁判所や刑事訴訟法では、それだけで、えん罪事件いっちょありである。

一般的に、捜査側は、事件の当初に罪を認めさせる調書を書かせて、それに沿ったストーリーで事件を組み立てる傾向があり、捜査側は、その調書が重要だからこそ、待たせようとするのである。
そんなときに、ぬるい対応は許されない。
特に、第1回目の接見は、別件目的なのか、事件の筋は何なのか、被疑者は手続を理解しているか等聞かなくてはならない事がたくさんあり、とても重要である。

弁護士の常識として、待てと言われて接見を一時間も待つというのはあり得ない。何回も、受付や留置管理係に「早くしろ」と抗議する。私の場合は、後の証拠のために、受付の係の人に、時計を示しながら、「今何分で」とか会話をメモをして後の証拠にする。

この事件、原審は弁護人が承諾していたと認定してるのを見て驚いた。一般に別件狙いの事件は、本来の事件では逮捕出来ないから別件で逮捕するのであり、後に本来の事件で再逮捕を可能にするために、自白の獲得に全力を尽くしているのである。当然、弁護人と激しいやりとりがあることが想像される。

裁判所も、現場を知ってこそ、正しい判断が出来るのではないか?

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