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2006年3月10日

2006/03/10

第20回公判

アナウンスできなくて申し訳ない。
3月9日に第20回公判があったのであるが、情報漏洩問題と絡んでとても多忙で、さらに、ココログサーバもダウンしていたみたいで、更新できなかったのである。

第20回公判は、裁判官の変更があったので更新弁論をした。
弁護側の主張のダイジェスト版というべきものであるが、世間を騒がせている情報漏洩問題についてもちょっと言及しているし、この問題は、被告人質問でも被告人が答えていたりする。ちょっとだけ更新弁論の該当部分を引用する。

情報漏えい事件について
なお、Winnyに関しては、古くは京都府警のパソコンから、最近では検察庁のパソコンからも捜査情報の漏えい事件が起こっているように、昨今、公官庁や企業のパソコンから情報漏えい事件が相次いでいるので、この点について敢えて意見を述べる。
ウイルスに関する問題は、平成15年11月27日に、京都府警が被告人にWinnyの開発公開を確約させてから、3ヶ月以上後の平成16年3月以降に問題になっている。
被告人は、ウイルス問題に対処するアイデアを持ちながらも、警察の圧力により対策することができず、さらに、本件検察側冒頭陳述を見ればプログラムのバグをとるだけのバージョンアップすら問題視していることが明らかであるから、被告人は保釈の取消しや新たに事件となることを恐れて、ウイルス対策が出来ない状況である。仮に被告人がウイルス対策をしていれば、昨今問題となっている情報漏えいの多くが防ぎ得たことは確実である。
つまり、Winnyを通じての情報漏えい事件を引き起こしているのは、その技術的無知と刑罰による威嚇力により、被告人からウイルス対策の機会を奪った京都府警や検察にこそ責任があると言わざるを得ない。
 
まぁ、もともとはウイルス作った人が一番問題なのだが。

今日の一言
「Winny1とWinny2は、使い分けてますか?」

おまけ
落合先生の評釈は、弁護側の立証意図にまで踏み込んだ記述がなされているが、プロには分かるようである。さすが。

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