情報漏えいでいろいろあるようで
ここ数日そんな問い合わせが連続してきて、ちょっと閉口気味である。
というわけで、ウイルス対策とか、Winnyを削除するソフトとかいろいろ言われていて、私用パソコンとそれ以外を分けるべきとかいろいろ言われているが、「漏えいしたらだめなファイルは暗号化する。」これだけでも全然違う。セキュリティの常識。
パスワード認証はエクセルにも付いているが、暗号化してしまうことがおすすめである。暗号化は商品もあるし、便利なフリーソフトもたくさんある。
情報漏えい事件の多くは、①利用者がウイルスを実行させる、②漏えいしてはいけない情報がパソコンにある、③インターネットを通じて情報が流出可能な状態になっている、④外部からダウンロードする人がいる(メールは違うが)、⑤ダウンロードしたファイルが、第三者にも利用可能な状態にある。
という、複数の条件を満たさないとあり得ないのである。
私用パソコンに捜査情報を入れるなというのは②の問題で、Winnyを使うなというのは、③、④の問題なのである。しかし、漏えい対策としては、①と⑤も重要である。
アンチウイルスソフトを入れるということは①の問題で、暗号化は⑤である。
セキュリティの常識も無い人が、情報漏えいして、作者を逮捕して、いったい何をしたいというのだろうか。
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