覚醒剤について
覚醒剤事件は、おそらく、一度も弁護をしたことがないという弁護士はいないのではないかとすら思うくらい多い。覚醒剤の再犯もとても多い。執行猶予が満了しても、よほどのことがない限り執行猶予はつかない。それにも関わらずである。
覚醒剤の常習者は、常習者は一見して嘘だろというような嘘をつくことが多い。
かつて、執行猶予中の再使用で、勾留中の被疑者に特別な事情があって、勾留執行停止を申し立てた事案で、
「絶対に逃げないから」と言っていた被疑者は、警察の監視の目をかいくぐって逃走してしまったのである。もっとも、逃走後、1ヶ月後には、覚醒剤を購入しようとしているところを警察に逮捕されて再勾留となっているのが、らしいといえばらしいのであるが…。
再勾留の接見室の例のアクリルの板の向こうで曰われた。
「保釈申立して。今度はもう逃げへんて!」
…意外に弁護士のお仕事は大変なのである。
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