日本の著作権法は鹿鳴館なのだと
P2P today ダブルスラッシュさん経由で知った。
興味深く読ませていただいた。
竹熊氏「今ある法律に問題があるんだったら、新しい法律をつくってという話になると、今度は弁護士さんに聞いても分かりませんしね。」
痛いところである。意見は機会があれば述べるようにはしているのだが…。
著作権の法律が、建て増し温泉旅館型になった理由
白田氏 「私はそうは考えないですけど、「今の法律はおかしいから、もう壊してつくり直しちゃえ」なんていうことは、法律学の負けを認めることになる。現行法がおかしいからといって、まるっきり作り直すということであれば、じゃあ、改正前の法律に基づいて裁かれた人たちへの正義はどうなるか、という疑問も生まれてくる。」
社会学者のお方のご意見ではあるが、なかなか手厳しい。ただ、私の知っている範囲で言うと、著作権法が温泉旅館であるということは、著作権法学者の方は例外なく意識していて、それを前提にどうすれば良いかを考えている。
知る範囲で一番絶望的なのは刑法である。どうも殺人と毒とかピストルとかの事例でしか話ができない人が多い。
しかし、日本では業務上過失の事案が大多数である。 覚醒剤事案は日本ではものすごく多い。
これらの問題は、刑法的にも難しい問題がいっぱいあるが、あまり論じられていない。幇助や著作権法違反に至っては皆無である。これは残念である。
| 固定リンク
「法律コラム」カテゴリの記事
- 花は咲く。きっと。(2020.05.27)
- CG児童ポルノ事件最高裁決定(2020.05.27)
- 民事尋問戦略(広告)(2019.10.04)
- eスポーツの法律問題Q&A(2019.09.01)
- ダウンロード違法化の対象範囲の拡大に反対する緊急声明(2019.03.13)












