原審判決
今日金子氏に対する判決があった。
罰金150万円
今回の判決は私の実力不足である。支援者の皆様にはお詫び申し上げる次第である。
判決に対しては、即日控訴した。絶対に逆転無罪を勝ち取る覚悟である。これからも支援していただきたい。
私たちは、検察の「被告人が著作権法違反蔓延を意図してWinnyを公開した」というストーリーを打ち破った。Winnyが専ら著作権法違反を助長するソフトであるという主張に対しては「WinnyはP2P技術の一つとして諸分野に応用可能で有意義なものである」という認定を勝ち取った。
さらに、裁判所は、金子氏が、将来的に新しいビジネスモデルができることも期待しつつWinnyを提供したと認定した。
それでなぜ罪になるのだろうか。
これで罪になる国が他にあるのだろうか、この事実認定なら民事責任すら負わないのではないのか。日本の刑事司法はその程度なのだろうか。とても残念である。すでに日本は海外からネットワーク技術を買わねばならない状況になってきているのに。
念のため、刑事裁判は判決書は即日交付されない。欲しいという要請は山ほどあるがお渡しできないのでる。あしからず。
| 固定リンク
| トラックバック (5)