去年の書き残し
今年の著作権改正でIPマルチキャストの問題がある。
ちなみに、ヤフー動画ではIPマルチキャストを進化させたオーバーレイマルチキャストなる技術を使っているらしい。
IPマルチキャストは、実際にはオーバーレイで実現することがほとんどだろうから進化と言われても「?」ではあるが、そんなことはまったく問題ではない。
ここで私が指摘したいのは、この技術が中国で開発されたということである。日本が前に紹介したとおり、日本ではIPマルチキャストは合法なのか?違法なのか?法律改正したと言っている状況であるが、そんな間にも中国では実物が出来ているのである。日本のIT技術は、アメリカに追いつけ追い越せ追い越せないなどということはよく言われているが、実際にはアジア諸国に遅れをとりつつあることは認識されていない。ドッグイヤーと言われているこの分野で、この遅れは致命的である。
これは、出来の悪い著作権法が原因である。光ファイバを張り巡らせてネットワークインフラばかり充実して、他方で法的なインフラが技術開発の足かせとなっている国。そのような国で本当に物作りができるのだろうか?
もっと言えば、日本の技術者はどうしてこんなにおとなしいのであろうか?言うべき事はたくさんあるのに。
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