ダスキン役員賠償請求訴訟控訴審判決
大肉まん事件の件で、分離されていた元取締役2名に対する判決は前に紹介したが、控訴審判決が本日あった。
1審の106億からずいぶん減らされて、連帯して53億4350円と平成16年2月24日から年5分の遅延損害金を支払えという判決である。
調べた範囲では高裁の認容額としては日本一のようである。ただ、あれだけ多くの人に不信感を与えた大会社の責任者に対する責任としてはむしろ軽すぎるような気がする。
この判決、取締役に事後的に、事実の公表、謝罪などの措置をとらなかったことが取締役の法的義務に反するとした点で今後の実務に与える影響は大きいと思われる。
ペコちゃんもポコちゃんも良く聞いておいて欲しいところである。
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