JASRACも大変だよ
引用
「おふくろさん」(作詞:川内康範氏、作曲:猪俣公章氏)の歌詞の冒頭に保富庚午氏の作とされる歌詞を付加したバージョンについては、著作者である川内氏から意に反する改変に当たる旨の通知がなされており、同氏が有する同一性保持権(著作権法第20条1項)を侵害して作成されたものであるとの疑義が生じております。「おふくろさん」(作詞:川内康範氏、作曲:猪俣公章氏)の歌詞の冒頭に保富庚午氏の作とされる歌詞を付加したバージョンについては、著作者である川内氏から意に反する改変に当たる旨の通知がなされており、同氏が有する同一性保持権(著作権法第20条1項)を侵害して作成されたものであるとの疑義が生じております。
私の見解は、前に述べたとおり、同一性保持権侵害に該当しないである。
この手の議論が多数されているのをネットで見ると、おふくろさんという歌全体の改変があったかを考える人が多いが、川内氏の著作権部分はあくまでも歌詞に限定されているので、歌詞の改変があったかだけを考えなくてはならない。作曲と作詞が合体した共同著作物だとすると、著作者人格権の行使は、さらにややっこしいのである。
ところで、この文章を良く読むと、ジャスラックが同一性保持権かどうかの判断を全くしていないことが読み取れる。著作権団体でも、明確な判断ができない著作権ってどうよと思うところである。
それとも、作詞家・作曲家で成り立っている団体ゆえの苦肉の策なのだろうか?
ところで、川内氏の訴えは、森進一に歌わせないようにという申出では無かったのか?それはどうする気なのだろう?
おふくろさんという歌がどうなろうがあまり興味はないが、芸能界のヒエラルキーをまざまざと見せつけられるのは、興ざめである。
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