弁護活動の是非について
光市母子殺害事件について、弁護人を批判する発言がいろいろ出ているようである。
私はこの事件について、結論がどうあるべきと意見できる立場にはないし、弁護方針の是非や成果について意見できるほど厚顔無恥ではない。
ただ、今までの弁護士経験で分かっていることは、この手の事件は、マスコミなどが報道するのは事件全体から見てごく一部ということである。表にするべきでない事情というのがそれこそ山のようにある。
弁護人は世界中を敵に回しても信念のために闘わなければならないのである。
ただ、21人の弁護人に対する懲戒請求を勧めるホームページを見たり、タレント弁護士が軽々に弁護方針を批判しているのを見たりするととても残念である。
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