光市母子殺害事件弁護団緊急報告集会出席報告
というのが、大阪弁護士会であったようである。というのも、私は、別の弁護団の打ち合わせで出席できなかったのである。参加すれば、事案の真実に少しでも近づけたと思うと残念である。
この事件や弁護方法自体は賛否両論であろう。批判がある程度あるのも当然である。弁護とは本来的には社会との戦いである。偏見との戦いでもある。そんなのに負けていては弁護士を名乗る資格はない。
その集会に出席していたタレント弁護士のブログを見ていて情けなくなった。自分をやじった弁護士を品性に欠ける文言で非難しているが、私からみれば人を煽っているだけのタレント弁護士も同じ○○○○である。テレビ受けのパフォーマンスしか出来ない人間はかたはらいたしである。
この問題の本質は、法が法の名の下に人を殺すことが許容されるのは、いかなる場合かという古くて新しい議論である。
そもそも刑法とは誰のためのものなのだろうか?
本質と離れて、つまらないことがフォーカスされていることが残念である。
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コメント
タレント弁護士が煽って、懲戒請求が山のようになり、弁護士会や弁護士の業務がマヒした場合、刑234威力業務妨害罪になるのでしょうか?
投稿: 傍観者 | 2007/08/09 16:08
タレント弁護士だろうが、あなたみたいなに日の当たらない弁護士だろうが、自分の意見や主張を堂々と語る(発言には責任も伴う)方が正々堂々としています。
ダンベン弁護士さんも他人を否定するより、あなたが思う本質をちゃんと話されたらどうですか???
投稿: アンチダンベン | 2007/08/26 13:52
こんなところで、こっそりタレント議員を揶揄しているのも、同じ穴のムジナかと・・・
まぁ、私も含めてね。
いや、非難してるわけじゃないよ。
言いたいことは、ちゃんと言わんといかん。
ただ、自分も、同類である自覚は持たないとね。
投稿: 通りすがり | 2007/09/07 17:18
>傍観者さん
おそらく威力ではないでしょうね。有形力の行使とは言い難いですから。
>アンチダンベンさん
なかなか敵対的なHNですね。
私が言う本質は、この事件で相当な判決は何かということですが、マスコミの報道した事実を鵜呑みにして語るべきことではないと思っています。
なお、私が彼を非難しているのは、彼が弁護団を非難していることではなく、そこで用いている文言が品位を欠くことについてです。
>通りすがりさん
こっそりですか…マイナーなブログで申し訳ない。
指摘をうけてエントリーを見直しましたが、あそこまで品位のない発言は無かったのでとりあえず安心しています。
投稿: Toshimitsu Dan | 2007/09/12 09:45