インターネットウィーク2007
文字どおり、ディープに語ってきた。
今年のインターネットウィークは月曜日から木曜日までの4日間だったのであるが、うち、3日間登壇させてもらった。
2日目~インターネットと著作権~みんなのための著作権制度~
いきなりのお願いに対してご承諾いただいた「2ちゃんねるで学ぶ著作権 」の牧野和夫先生や慶應大学の中村修先生の技術論、金正勲先生の制度論、なかでも津田大介さんの著作権法改正を巡る動向は、私自身が聞きたかったことだったりするので、とても良かった。
バックボーンが全然違うメンバーでのパネルディスカッションは、いつものとは違ってかなり新鮮であった。
私は、現在のコンテンツビジネスでは提供者と受領者が明確に区分されていて意識されていなかったが、受領者は受領者にとどまらず創作者であり、文化の発展を担っているということが伝われば幸いである。
3日目~事業者がやってよいこと悪いことを考えよう~
通信事業者に対する現在の法制度を概説したが、あまりにも多岐にわたっていて、非常に困難な立場であることを私自身が再確認した。
①インターネットの役割を電話のように考えるかという基本的な視点がとても大切であること。②現在の状況では、法律だけ技術だけでは駄目で、より良い方向に向かうように相互に考えなくてはいけないこと。というのが伝わっていれば幸いである。
4日目~IPMeeting
300人の椅子が満員で、みんなの熱意が伝わってきた。私自身は、乾燥した空気と喋りすぎで喉が痛かったのであるが、JPNICの佐野さんの黒子と言うべき立場だったので助かったところである。
このような企画は決して金銭的には恵まれない。しかし、技術者それも現場で働いている技術者に対して何かが伝わったとしたら、うれしい限りである。
ネットの問題はこれからも続くであろう。
しかし、私が直面している問題は、その間に、大量にたまった仕事をどのように処理するかだったりする。
ps
懇親会のあと、メイド喫茶に連れて行ってくださった皆さん。ありがとうございました。
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