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空の境界

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ドリームボート社とアニプレックスが共同で、P2P技術を用いた配信プラットフォーム「SkeedCast」でアニメーション映画作品・劇場版「空の境界」予告編のHD動画配信を開始した。

アニプレックスのプレスリリース

ドリームボートのプレスリリース

空の境界公式サイト

この企画は総務省が支援する「P2Pネットワーク実験協議会」(事務局:財団法人マルチメディア振興センター)の実証実験の一環だったりする。

今回の企画はアニプレックスというメジャーどころとコラボを組めたというだけでなく、技術的には、プログレッシブダウンロードのリリースと、8.0MbpsのHDコンテンツ配信が目玉だったりする。

Skeedcastは、ダウンロード、プログレッシブダウンロード、ストリーミングの3つの配信を用意できたことになる。

ちなみに、8.0Mbpsというと遅いタイプのADSLでは満足にみれなかったりする程の配信能力だったりするので注意が必要である。その分FTTHの人には、高画質を確認していただけると確信している。

ドリームボートは、平成16年から足がけ3年間かけてここまで達成したのである。今後も注目していただきたい。

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小倉弁護士のブログ経由で

著作権法改正巡る2つの対立・「思いやり」欠如が招く相互不信

という記事を見た。

小倉弁護士の指摘はさておき、本来であれば、わらかしと言っておけば良い内容なのであるが、良くある話なので、想定問答的に敢えて指摘してみたい。

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ソフトウェア開発をめぐる法的紛争処理に関する研修会

日弁連特別研修会ということで、こんなのに出席していたりする。

今回はタイムキーパーということで、登壇しなくてよかったので、とっても楽である。というより喋りのテクを盗んで、弁護士先生のような貫禄を身につけねばならないのである。

しかし、弁護士というのは5分喋れば10分喋る人種である。時間が足りなくなるのは解っていたが、予想どおり時間超過が相次いだので結構冷や冷やものであった。

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インターネットウィーク2007

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文字どおり、ディープに語ってきた。

今年のインターネットウィークは月曜日から木曜日までの4日間だったのであるが、うち、3日間登壇させてもらった。

2日目~インターネットと著作権~みんなのための著作権制度~

いきなりのお願いに対してご承諾いただいた「2ちゃんねるで学ぶ著作権 」の牧野和夫先生や慶應大学の中村修先生の技術論、金正勲先生の制度論、なかでも津田大介さんの著作権法改正を巡る動向は、私自身が聞きたかったことだったりするので、とても良かった。

バックボーンが全然違うメンバーでのパネルディスカッションは、いつものとは違ってかなり新鮮であった。

私は、現在のコンテンツビジネスでは提供者と受領者が明確に区分されていて意識されていなかったが、受領者は受領者にとどまらず創作者であり、文化の発展を担っているということが伝われば幸いである。

3日目~事業者がやってよいこと悪いことを考えよう~

通信事業者に対する現在の法制度を概説したが、あまりにも多岐にわたっていて、非常に困難な立場であることを私自身が再確認した。

①インターネットの役割を電話のように考えるかという基本的な視点がとても大切であること。②現在の状況では、法律だけ技術だけでは駄目で、より良い方向に向かうように相互に考えなくてはいけないこと。というのが伝わっていれば幸いである。

4日目~IPMeeting

300人の椅子が満員で、みんなの熱意が伝わってきた。私自身は、乾燥した空気と喋りすぎで喉が痛かったのであるが、JPNICの佐野さんの黒子と言うべき立場だったので助かったところである。

このような企画は決して金銭的には恵まれない。しかし、技術者それも現場で働いている技術者に対して何かが伝わったとしたら、うれしい限りである。

ネットの問題はこれからも続くであろう。

しかし、私が直面している問題は、その間に、大量にたまった仕事をどのように処理するかだったりする。

ps

懇親会のあと、メイド喫茶に連れて行ってくださった皆さん。ありがとうございました。

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著作権という魔物

私は、毎週週刊アスキーを読んでいる。新しい規格や製品がポンポン出るのについて行かなくてはならないと思うようになってからである。本当はもう少し技術よりの本が良いのだろうが、良い本を知らないので仕方ない。

で、最近週刊アスキーで「著作権という魔物」というシリーズが掲載されていることを知っているだろうか。永野商会を取材したり、Youtubeを取材したりなかなか本格的である。私的にはNHKのインハウスローヤーである梅田弁護士と録画ネットの代理人である春日弁護士の両方に取材するという点でも意欲的である。弁護士の私が見ても興味深いものになっている。

そんな中、元文化庁著作権課課長の岡本薫氏のインタビューが2回に渡っているのを拝見した。

岡本教授が、知的財産権を守る超党派議員連盟の第7回フォーラムで講演したときの配付資料に、「間抜けな提案の例」というのをペーパーで配ったと言うのをみた。

某民放連の「自由に再放送できるよう、既放送番組の著作権を否定せよ」という提案に対して、NTVの番組をTBSが再放送できるようになってしまう。と説明が付されていた。

確かに、厳密に読めば誤りではない。但し、文面を見る限りでは、議員が正しく理解出来るレベルを大きく超えてミスリードを誘う文章であることも確かである。著作権が否定される=只で使い放題と勘違いされかねない。

しかし、YOL事件で明らかになったように、著作権が否定される→一般不法行為に該当しないかという流れになる。その中で実際的なフェアユースかどうかという判断がなされているのである。実際にYOL事件では複製の態様などから損害賠償を認めている。

その意味で言えば、多額の使用料相当損害金を支払ってまで、再放送することは容易ではない。つまり、すべてが再放送できるようになってしまうという訳ではないのである。再放送できることと、それが事業として成り立つかは別の話である。

現在の実務において、著作物であるかどうかということの実質的な意味は、保護されるかどうかではない。損害賠償が認められるかでもない。損害賠償(額)の推定、差止め、刑事罰、そしてフェアユースかどうかの判断がされずに違法性が認められることにある。

だからこそ、私は、無限定な著作物や複製の範囲について否定的であるし、まず、保護される範囲を明確にして、さらに、フェアユースの規定を設けるべきと思っている。するべきことをせずにDL違法や非親告罪化を立法しようとしているのは、私には愚かとしか思えない。

著作権法の現在の課題は、コンテンツビジネスはいかようにあるべきかという問題である。しかし、多面的・流動的なコンテンツビジネスを十分に規律するには、法律というレイヤーはあまりにも硬直的である。

著作権法の議論の中心である学者は現状をどう考えているのだろうか?「著作物の成立する範囲を広くした方が多くの人が保護されて良い」くらいな安易な考えの学者の基本書を見るとがっかりする。

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ちょっと確認

今や、タイヤが出るだけで生きてる実感を味わえるボンバルディアDHC8―400であるが、私は今年だけで5回乗ったことになる。

新潟からの帰りもボンバルディアで、新聞を読んでいた。胴体着陸のボンバルディアはボルトをつけ忘れた可能性があるらしい。という記事が目に入った(毎日新聞を読んでいたのであるが、まぁいいか)。

関係者によると、筒状部品の奥の「ブッシング」と呼ばれる別の筒状部品に、ボルトが入っていれば残る痕跡が確認できず、全日空側は事故機をボ社から受け取った05年7月以降「(このボルトの)点検整備はしていない」としていることから、調査委は事故機がボ社側にあった製造の段階と見ている模様だ。

それにしても、ボルトが入っていれば残る痕跡って…。

初めて図を見た。ブッシュにボルトですか…ボルトを軸にしてるんですねぇ…ってそんな重要なもんがなかったんかい!

白い雲の中を下降していきながらしみじみ思った。

「そんなん外れとったら、普通気づくでしょうに…。」

無事に出た脚部を眺めながら。

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情報ネットワーク法学会 in新潟の感想

昨日は、新潟で情報ネットワーク法学会があった。

(山口先生の基調講演を始め、いろいろ勉強になったが、)、今回注目はパネルディスカッションである。しかし、主催者側の意図が伝わってなかったのか小倉先生!という感じであった。

学会では、みんな「Winnyの事件ってどうなってるの?」という質問をしているので、100回くらい答えたかもしれない。

聞きそびれた人のために、「現在、双方の控訴趣意書と弁護側の答弁書が提出されている状況で、期日は全く決まってない状況です。」

会場で話したことを含め、いちおう、その手の事件をやっている立場としていろいろ言いたいことがあるので、ここでまとめておこう。

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IT国家に黄色信号

NTTが発表した光回線加入者目標の大幅な下方修正に対して、こんな記事がなされているのを、(ダイエットに成功して女性ファンが増えたと噂の)落合先生のブログから知った。

光回線にするメリットは光フェチでもない限り、大量パケット通信を可能にすることである。

光回線が必要とされる世界は、高速回線、配信システム、そして人々から好まれるコンテンツが必要である。

政府が描く「IT国家」も夢に終わる等と危機感を煽っているが、そんなことは平成16年の5月に道筋がついていたことではないのか?なぜいまさら驚くのか?

現実の日本は、「大容量の送受信を可能にする、すなわち、著作権侵害を助長する…」と法務省が主張し、文部科学省の著作権流通促進室が率先して、流通妨害法案のような立法をめざしている国である。そのような国がIT国家な訳がない。

そして、最大の問題は、未だに多くの人がこの問題を理解していないことである。

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E-mail Security Conference 2007

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こんなのに出る予定である。

現在満室のようであるが、当日空いてるかも知れない?有料なので、お気軽にとは言い難いが、どうぞ。

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情報ネットワーク法学会in新潟

講演の資料の締め切り過ぎてるが、

仕事を放棄して学会に出席で新潟にいたりする。

>某関係者へ

探さないでください。

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Internetweek 2007

先日弁護士会で健康診断があった。そのときの会話。

お医者さま「最近心配事はありますか?」

私「講演の資料の締め切りが間に合うか心配で」

お医者様「…間に合ったら良いですね。で、身体の方は?」

という馬鹿な会話が行われた一因は、インターネットウィーク2007である。

今月何回講演があるんだ?というより、全部違う内容なので資料作りが大変である。

結構言いたい放題言わせてもらう予定なので、興味がある人はどうぞ。

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追悼 itojunについて

先日、itojunの訃報が飛び込んできた。

といっても、法律畑の人には誰のことか分からないかもしれないが、日本ではとても有名な技術者の萩野純一郎氏である。本名よりもitojunと呼ばれていることが多いので、そう呼んでいる。

私が彼と知り合いになったのは、私がWIDEに(なぜか!)加入して以後だから、闘病生活の後になる。

彼が話す、IPv6の話、SFの話、食の話、漫画の話、絶え間なく続く話を私はただただ聞いていただけである。彼と食事したとき、「一度記憶したことを忘れない才能がある」と言っていた。私は「うかつに失恋できないね」って答えたらほほえんでいた。彼は、その記憶力故に心を痛めることも多かったのかもしれない。

彼とは、秋のWIDE合宿で一緒の部屋に泊まったのが最後になる。

IPv6とWinnyを組み合わせて世界を獲るという約束が、永遠に実行されないことはとても残念である。

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増員の果てに

同期の弁護士を通じて、34回司法法試験委員会ヒアリングを見た。

司法試験委員のヒアリングの結果が記載されていて、公開情報とはいえ、現在の修習生の状況について率直な意見が記載されていた。心に残る部分が多かった。

「研究者の方がお書きになった基本書ではなく,予備校のテキストを使っている者が意外に多かった,こんなに多くの修習生が予備校のテキストを使っているとは思わなかった,と言っている教官もいた。」

私の経験で言うと、今や基本書を読んでいる人を探す方が困難である。基本書の大切さや論理操作の大切さを説いても、時間がないといって、予備校のテキストの暗記に走っている状況である。

そう言う人は、完璧に暗記して合格する者もいる。しかし、多くは、ある程度で伸びがとまって、問題を覚えることしか出来ないようになり、絶対に合格できない人になる。それでも、なぜか自分は大丈夫と考えている根拠レスな確信を持っている人が多い。しかし、受験は暗記するところと自分で考えるところの両方がある。どちらも大切なのである。もし、これを読んでいる受験生がいれば参考にしていただきたい。

「教官の間で最も意見が一致したのは,全般的に実体法の理解が不足しているということである。単なる知識不足であれば,その後の勉強で補えると思うが,そういう知識不足にとどまらない理解不足,実体法を事案に当てはめて法的な思考をする能力が足りない,そういう意味での実体法の理解不足が目立つというのが,非常に多くの教官に共通の意見である。」

「全般的に見ると,優秀な修習生がいることに変わりはないが,能力不足の修習生も増えているという印象が共通のものかと思う。」

法的思考能力の欠如も、修習生の研修に参加している者の立場から言うと痛切に感じているところである。1000人時代が到来したときも実感したが、現在はそれからさらに落ちている感じである。

法的思考能力は、実務家が実務家たるゆえんである。しかしながら、法的思考能力はとても得難く失いやすいものである。研鑽を怠れば、数年もあれば、法的な考えが出来ないようないわゆるボケ弁になる。このような先生を相手にすることもあるが、正直なところ迷惑である。

しかし、このような弁護士による不利益を受けるのは究極には依頼者である。

「また,立場を変えて思考することが上手くできない修習生が増えているという指摘がある。例えば,弁護士修習をしているときは,当事者の立場に立って物を考えることができなければいけないが,そういうことがあまり上手にできない修習生が増えていると聞いている。」

弁護士を増員したのは、広く弁護士サービスを受けるという趣旨ではないのか。しかし、質の低い弁護を受ける危険を負わせていることにならないのか。自分の立場から考えてもらえない弁護士を増やすのが司法制度改革なのだろうか。採用する側の立場から言うと、正直、弁護士のように厳しく能力が問われる世界に来るべきではなかったと思うような者もいる。

そして、新しく弁護士になっても、生活に精一杯で、利益にならない仕事をする余裕がない状況である。政府ですら増やしすぎではないかと言われている状況で、日弁連はピンぼけの発言をしている。選挙活動に明け暮れているのはいいが、将来の弁護士をちゃんと考えていない人には会長になってほしくないとは思う。

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