弁護士の平均年収は772万円
というホームページを見つけた。
前年の2097万円というのは、「どこの数字じゃ」と思うところがあるが、大量増員の結果気持ちよく平均収入も下がっているということであろう。
この数字を前提にすると、本当に弁護士不足なら人が増えただけ受任件数も増えることになり収入が下がる事はないことになる。しかし、1年間で平均収入が1/2以下になるということは、弁護士業界の市場は飽和気味ということを示しているような気がする。実際にいろんな人から話を聞くと、して欲しい事件は、弁護士を増やしてもコスト的に受任できないような仕事だったりする。弁護士に委任したいというのと弁護士に助けて欲しいというのはレベルの違う話なのである。かつて弁護士報酬はお布施と曰う愚か者が居たが、それなりの制度を整えず人数だけ増やすのは愚かである。
しかし、今回言いたいのはそんなことではない。言いたいことは、
「弁護士だから儲かってるだろう」とか「弁護士だから只で相談に応じろ」とか言われると正直頭に来るので止めて欲しい!
である。
以上、貧乏IT弁護士のつぶやきである。
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コメント
かつて(今もかも知れませんが),弁護士は報酬規定通りの報酬を貰っていると信じて疑わない裁判官がいました。
投稿: h | 2007/12/10 17:45
弁護士は儲かって仕方ないと勘違いされておられるようですね。
私が驚いたのは、「弁護士報酬=弁護士の給料」と思っている裁判官がいたことです。事務所の家賃や人件費を支払わなければならないという感覚が麻痺されておられたようです。
投稿: Toshimitsu Dan | 2007/12/11 10:32