日弁連コンピュータ委員会シンポジウム2008
準備の時点で、技術者と法律家の壁は依然大きいと実感していたりする。
私の見る限りでは、技術軽視の法律家と、中途半端な法律知識の技術者が多すぎる。彼らに対して何か影響を与えることができたらいいのであるが。
追記
私は、中途半端な法律知識と、中途半端な技術の知識の弁護士とならないように努力中である。
無事?終わった。予想どおり時間がなかったが、Winny=悪とか、P2P=著作権侵害という単純な図式ではないというメッセージが伝われば幸いだったりする。
今回のシンポの準備を通じて、ウイルスって、古いウイルスとその亜種が未だに中心であることが確認できたのはおもしろかった。害の強いウイルスは駆除の対象となりやすいということであろうか?
誤解を与えかねない発言にフォローしておくと
特に、Winnyではファイルの流通に暗号化された“キャッシュ”を用いているため、「自分が流通させているファイルをユーザーが認識しない」「暗号化されているキャッシュにはウイルス対策ソフトが有効に働かない」といった問題があり、これが流出ファイルやウイルスの流通が止まらない要因となっているのではないかと指摘。
Winnyのキャッシュのファイル名が解ったり、キャッシュからファイルに復号したりするソフトはフリーソフトとしてあるし、その程度は京都府警でもも知っているようなことである。こんなことはウイルス対策ソフト会社もやろうと思えばすぐに出来ることである。、敢えて、Winnyを批判する側の立場から述べた発言と理解しておくことにする。
というより、自己責任という言葉がわからない人はWinnyを使うべきではない。
愚か者のためのソフトウェアではないのである。
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