原田ウイルスの作者逮捕
という記事で取材申し込みが結構あったりする。
私は、ウイルス作者が立件されたこと自体は賛成である。道路にまきびしを巻いているようなものである(なら、著作権侵害者は、道路で暴走行為をしている輩か?)。
これを見る限りでは、脇があまいというのも納得である。そんなことをして満足しているお馬鹿さんは処罰されたほうが良い。
ところで、ウイルスの配布を直接処罰する法律はない。ウイルスが何かというのは、いわゆる3要件が有名であるが、刑事法制に取り込むには十分明確なものとは言い難いのである。コンピュータにとってウイルスかまっとうな実行ファイルかを判断する一般的な基準はない。
しかし、定義が難しいと言っている場合ではない。この問題は真剣に考えなくてはならないのである。
私は、ウイルスはネットワークに対する最大の敵と言っても過言ではないと思っている。
ただ、今回の立件が著作権法違反というのは、それはそれとして、本質とずれているような気がする。そのあたりが「やっぱり京都府警だよなぁ」なのである。
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