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2008/08/29

miauシンポジウム「Google ストリートビュー"問題"を考える」

水曜日はこんなのに出ていた。

私の立場は,問題点を常に直していきながら進んでいく事が大切というものである。

まぁ、私の役割はそういう意見を述べるというよりも法律辞書的なもんである。ところが、シンポの初っぱなに河村真紀子(主婦連合会常任委員)の発言が炸裂、

「私にとって法律はどうでもよくて…」

…というわけで、いきなり役立たずになってしまったのである(なお、これは、ネタで全然不満に思っていないので悪しからず)。

まぁ、河村さんの意見と八田真行(OpenTechPress主筆)の意見の対立は、自らのバックボーンを反映したものだと思う。念頭に置いているのが、技術について明るい人なのか、おじいちゃんおばあちゃんなのかとも言えるのかもしれない。

シンポには、ファイルローグ事件の小倉先生、イメージシティ事件の金井先生などの大御所を始め、著名な方々がいらっしゃっていたので恐縮していたりする。miau恐るべしである。そんななか今回初めてBeyondにもお目にかかれた。

悪徳商法?マニアックスの管理人は礼儀正しい?人物だった…のかもしれない。

追記 いろいろ記事になっているようである。

インターネットウォッチ

ITmedia

MYCOM

ITPRO

等々である。議論大いにけっこうである。できれば、訴訟やお巡りさんのような無粋な方法でない方向でいけばうれしいところである。

おまけ

念頭に置いている人物の問題と、自分がどうであるかという問題はレベルの違う話なのであしからず。良く読むヨロし

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法律コラム」カテゴリの記事

コメント

河村さんの発言の趣旨は、「成文法のみが法源ではない」ということが文脈上明らかなのですから、プライバシー権は憲法13条から導かれるか?とか、憲法と民法の違いとか、リーガルマインドについてとか話していただければ良かったかと思います。

投稿: Beyond | 2008/08/30 20:46

>Beyondさん

河村さんの文脈については、私はそうではないと思うのですが…。

投稿: Toshimitsu Dan | 2008/08/31 14:12

あら?
河村さんの主張は「法律は道徳の最低限のもの」と言う考え方に立脚してのことだと思うのですが、壇さんが「法律」をどういう意味で解釈したのか気になります。

消費者問題に近い人は「ねずみ講が明確に違法じゃないなら法律を作ろう」とか「訪問販売が違法じゃないなら法律を作ろう」という考え方をするかと思うのですが、その前段階、判例も無い状態で「ねずみ講(マルチ商法)は、商行為であって合法」と言われても、「法律は関係ない」としか言いようが無いですね。

私も、常々、「違法商法」では無く「悪徳商法」について考えているので、そういう意味では「法律はどうでもいい」と思っております。

投稿: Beyond | 2008/08/31 17:02

>Beyondさん

法源とはなんぞやと言い出すと長い話になりそうですし、河村さんの発言の趣旨を第三者が論じることには興味がないので止めておきます。

投稿: Toshimitsu Dan | 2008/08/31 17:41

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» Googleストリートビューをめぐる対立構造 [悪徳商法?マニアックス ココログ支店]
先日、MIAUのシンポジウムに行ってきたのですが、壇弁護士が 私の役割はそういう [続きを読む]

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