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2008年9月15日

2008/09/15

相撲取りの地位

元若の鵬が解雇無効を訴えて訴訟提起したそうである。

記事

宮田真弁護士は「私たちは処分は厳しかったと思う。過去の例と照らし合わせても、解雇処分は職権の乱用で、無効と考える」と主張した。出場停止などの内部処分ではなく、解雇や除名に関しては裁判で争えることも説明した。

解雇というからには雇用契約だったのであろう。そもそも、関取って、雇用契約なんであろうか?雇用契約は、労務の提供と、対価の支払いを目的とする契約であるが、相撲って労務の提供なんであろうか?相撲が肉体を酷使することには間違いないが…。

次に、解雇や除名に関しては裁判で争えるということについては、おそらく部分社会の法理のことを指していると思うが、そのとおりであろう。大相撲のような私的団体の内部的事項については司法審査権が及ばないが、解雇は内部事項に留まらないからである。何を言っているか解らない場合は、憲法か行政法の教科書に目を通してもらいたい。

本件では、解雇権が権利の濫用って言うからには、比較衡量説かなにかを主張するのであろう。細工は流々であるが、報道から見る範囲では、裁判所であっさり否定されて終わりのような気がする。

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新司法試験合格

11日にあったようである。

合格者が、合格者と呼ばれるのは今だけである。今まで我慢していたことをいっぱいしていい。それから、司法修習の準備をするとともに、今もなお努力している受験生に何かをして欲しい。

試験である以上勝ち負けがある。大切なのは勝って驕らないことである。これから、弁護士となれば、多くの敗者のために闘わなくてはならないのだから。

さて、暗い話をしなくてはならない。

今年は三振の受験生がでたようである。しかし驚くことではない、三振は新司法試験制度が予定していることなのである。

しかも、今後この受験者数と合格者数で推移すると、2010年に初回受験者の30パーセント弱、1000人以上が3年後に優秀なニートになることが予想される。

私も、つらく長い受験時代を過ごしてきた。司法試験は受かれば先生、落ちれば虫けらである。社会や家族から受ける扱いや、自分自身の絶望感はおそらくなってみないと解らないと思う。

大学の就職を蹴って、2~3年ロースクールで努力して、3年間受験して、就職もなにもないというのではあまりに悲しいことである。

ローが優秀なニートを排出することはあまりに罪である。

ただ、合格者を増やせば良いというものではない、一つは質である。もう一つは合格してからも虫けらになるとアメリカの弁護士制度のように、金の亡者が跋扈する世界になってしまうということである。

前者は既に目を覆う状況になっているようである。超上位合格者の合格答案なるものが出版されているが、かつてであれば、「もうちょっとで合格だね」と言われるレベルであった。大切なところでちゃんと理論が言えてないのである。

最近では新規ボケ弁にお目にかかることもある。彼らは、実務家になって食っていけるのだろうか?かなり心配である。

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