橋下弁護士に800万賠償命令
判決としては、当たり前の判決なので特に感想はない。
彼は、タレントとして過激なパフォーマンスをすることで、高額なギャラを得ていたのである。今回の賠償は税金みたいなものかもしれない。
ただ、この点については同情するところもある。私もTVに出ることはあるが、一般的にこの手の番組ではカメラに撮ってもらうために、激しいマイクの取り合いが行われる。過激な発言をしなければ出番がないのである。また、番組もそのような過激な発言が無ければ視聴率はとれない。彼はどこかでTVという魔物にとりつかれていたのかもしれない。だからといって彼の行為を正当化することにはならないが…。
ただ、彼が非難されるべきはテレビでの発言だけではない。削除されているようであるが、彼は自分のブログで弁護団に対する品位を欠く発言を繰り返していた。
彼は記者会見で謝罪をしているようであるが、ブログを見たものとしては、彼の謝罪もまたパフォーマンスにしか見えない。
追記
相変わらず、弁護団の方針がどうこうという記事を見る。そういう人には、判決文を良く読んでいただきたい。
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