Winny事件高裁第1回期日
Winny事件高裁第1回公判期日が本日あった。
原審判決から高裁第1回期日まで2年以上も空いたことは、珍しいことである。その間に高裁の合議体が変更されていたりする。
このように遅々として進まない裁判は、日進月歩の技術開発からみて耐え難いところであるし、いつまでも刑事被告人の金子氏というのも気の毒である。
しかし、速やかな不当判決というのはもっと困るので、弁護人としては痛し痒しである。
今日は、弁護側、検察側それぞれの控訴の趣意および反論についてパワーポイントを用いてプレゼンを行った。
プレゼンについては、できる限りのことをやった。本件の問題点が裁判所にも伝わったと信じている。
それにしても、検察官のむらさきスライドにはびっくりした…すげー色彩センスである。
今後の手続きであるが、進行協議期日が予定されていて、その後、移動の関係もあり、6月ころに公判期日(修正)が予定されている。
これは、また日が近づいたらここで明らかにするつもりである。
昨日はいろいろな思いが込みあがってきて、久々に眠れぬ夜を過ごした。
おまけ
町村先生には、この前の情報ネットワーク法学会の懇親会で、お伝えしたんですがね?
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