« 2009/04/05 | トップページ | 2009/04/30 »

2009/04/22

2009/04/22

言っていることとやっていることの違いに寒々しさを感じながら。

文化庁長官の諮問機関で、著作権制度の抜本的な見直しを図るための新組織である文化審議会 著作権分科会 基本問題小委員会の第1回会合が、2009年4月20日に開催された。

らしい。

2008年度の著作権分科会の報告書を2009年1月にまとめたが、私的録音録画補償金や保護期間の見直し問題について合意ができなかった。この背景には、著作権制度に対する基本的なスタンスの違いがあるのではないかと考えた。そうした著作権制度全般について、幅広く文化論的,文化政策的な見地から意見をいただきたい」(文化庁 長官官房 著作権課の黒沼一郎課長補佐)

らしい……わらかしである。

参考 文化審議会 著作権分科会 基本問題小委員会の委員

氏名(五十音順・敬称略)所属など
石坂 敬一 日本レコード協会(RIAJ)会長
いで はく 作詞家、日本音楽著作権協会(JASRAC)理事
大林 丈史 日本芸能実演家団体協議会(芸団協)専務理事
河村 真紀子 主婦連合会常任委員
後藤 雅実 日本放送協会(NHK)理事
迫本 淳一 日本映画製作者連盟(映連)参与
佐々木 正峰 国立科学博物館長
里中 満智子 マンガ家
瀬尾 太一 日本写真著作権協会常務理事
玉川 寿夫 日本民間放送連盟(民放連)専務理事
苗村 憲司 駒澤大学教授
中村 伊知哉 慶応義塾大学教授
野原 佐和子 イプシ・マーケティング研究所社長
野村 豊弘(主査) 学習院常務理事、学習院大学教授
松田 政行 弁護士、中央大学法科大学院客員教授
三田 誠広 作家、日本文藝家協会副理事長
宮川 美津子 弁護士

審議の内容は、ここに詳しいが、いきなり、早速、権利者保護強化側じゃないと何もさせないぞ宣言とフェアユース批判のポジショントーク炸裂である。

そもそも、幅広い議論を目指すのであれば、なぜ、津田大介氏がいないのか?

著作権団体のメンバーに、著作権団体に資するお立場の松田弁護士…これで、何を幅広く議論するのか?いわゆるな人達だけの議論で議論を尽くしたとは言えない。

もはや、著作権制度は議員立法でないと解決できないのだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009/04/05 | トップページ | 2009/04/30 »