グルグルブック検索
グーグルブックサーチでいろいろ検索してみた。
いろいろ検索すると、本のちょびっとだけ見れる。なかなかおもしろい
ちなみに、「壇」で検索すると
「社会福祉士国家試験対策標準問題集: スーパー合格・ポイントチェック式 - 204 ページ」がヒットして、「児童相談所による立人調査の件数が壇加」なんてかかれている(増加の間違いのようである)のはご愛敬である。
また、こんな本が出ていることを初めて知った。
私が、IT系弁護士と言われる前に担当した、犯罪被害者の事件についてかかれた本である。
この人たちは、ただ、少年法を変えちゃっただけの、そのへんの気の良いおっちゃんとおばちゃんだったりする。
私にとって、この事件は、依頼者と一緒に怒ったり、依頼者にも怒ったり、私の弁護士としてのあり方について、大きな影響を受けた事件である。
この事件は、大平光代先生も弁護団に入っていて、先生の大ファンである私の母親のためにサイン本をもらったり、
午前は大平先生の尋問でお目々きらきらな傍聴人が、午後からの私の尋問で居眠りしていて、
「俺も、いつか、ミリオンセラーだしたるからなぁ!」ヽ(`Д´)ノ
なんて毒づいていたり、
尋問の半分を担当したにもかかわらず、事件の後のWillの集会で、ボランティアになった学生さんから
「武さんとはどういうお知り合いですか?」
と聞かれて、
「それでも、俺は生き抜いたるねん!」ヽ(`Д´)ノ
と毒づいたことなどを懐かしく思い出した。
さて、グーグルブックサーチはいろいろ議論があるようである。
グーグルの和解契約書がネットで公開されているが、英語表記だし、グーグルの翻訳はしょぼすぎるので、和訳を掲載しているサイトが出るのを待っている状態である。
この問題は、クラスアクションの効力の範囲とベルヌ条約の相互主義の範囲という、とてもややこしい問題があるが、これは奥邨弘司先生に考えてもらうとしよう。
日本文藝家協会の三田誠広副理事長は、文化庁の分科会で「グーグルが進めているのは複製権の侵害で、世界中で混乱をきたしている」との立場を明らかにしている。
まさに、「抵抗勢力」という言葉がぴったりな三田さんの意見であるが、どうも、グーグルが全文をネットに公開しようとしていると勘違いしているように読める。
実物見たんだろうか?
それとも、三田さんは、書籍のデータをデータベースに保存することまで禁止しなければ、世界の秩序は保たれないとでも言うのだろうか?
私的には、この手のサービスはどんどんやるべきと思っている。
書籍が本屋の店頭に並ぶのはごく短期間である。私自身が体験したように、ネットを通じて、様々な本を知ることは貴重な体験である。
これは、文化の発展ではないだろうか?
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