代理戦争in大阪
訴訟のきっかけは、神戸市内の司法書士事務所で勤務していた男性が平成19年1月、司法書士の債務整理の和解業務が裁判外代理権の範囲を逸脱しているとして神戸地方法務局に内部告発したことだった。
法律では、司法書士に認められた代理業務の範囲は「訴訟の目的の価額が140万円を超えない」と定められている。ただ、この解釈をめぐっては弁護士会と司法書士会がかねてから対立。単純な債務整理の場合、「整理の対象になる全債権額」(債権額説)とする弁護士会に対し、司法書士会は「整理によって圧縮される債権額」(受益説)を主張し、実際に受益説に基づき業務を行っている。
受任通知送って引き直し計算してみないといくら圧縮できるかは分からないので、全債権額説の勝ち!
というのが私の見解である。さて、高裁ではどうなるのか注目である。
ところで…カバチタレって、放置していいんですかね?
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コメント
「カバチタレ」って、常に「非弁じゃないの?」ということばかり批判されてますけど、仮に、主人公たちが弁護士だったとして、法的におかしな点はあるのでしょうか?
投稿: Inoue | 2009/07/07 20:26
その仮は、あまりに大きなかりですね。
行政書士を弁護士に読み替えるという読み方はしたことがないので、今度試みることにします。
投稿: Toshimitsu Dan | 2009/07/08 23:07