ドロップシッピング
ドロップシッピングを語る業者から被害は今年になって報告が増えている。
大阪はこの手の問題の取り組みが早いので、すでに、悪質な業者に対して、弁護団を結成し、訴訟提起中である。
団長は、マニアックな弁護団団長を歴任中の川村哲二先生である。
国民生活センターや東京都のリリースは必読である。
良く誤解されているが、私は、ドロップシッピング自体を否定しているわけではない。ドロップシッピングを語るインチキ商法とドロップシッピング自体は区別されるべきである。
ネット通販は差別化が難しいという問題がある。
新しい商品を他よりも早く取り入れたり、上手に広告をしなければ、価格差別化しか無くなる。これから、参入業者が増えればさらに競争は激化するはずである。
運用コストやイニシャルコストを下げる努力も必要である。高い契約金を事業者に支払っていて儲かる訳がない。
そういう問題を理解して、なお、自らの商才と努力をもってドロップシッピングをする者は自らのリスクである。
現在、説明義務はおろか、座れば儲かる的なセールストークが跋扈している状況であり、自己責任とはほど遠い状況である。
先日、NPO法人日本ドロップシッピング協会の人と話をする機会があった。
まじめに違法業者対策に取り組みたいということであった。
違法な業者と区別することは、業界自体の存続に重要だと思うところである。
業界の自浄努力をするのであれば、私は賛成である。
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