サクラ沸く
サクラを使っていた出会い系サイトが逮捕されたようである。
同センターによると、複数のサイトを運営し、2005年7月から約4年間で延べ約140万人が会員登録。利用者に成り済ました「サクラ」としか交流できない仕組みで、約20億円を売り上げていた。
サクラを動員した出会い系サイトを詐欺容疑で立件するのは全国初といい、同センターなどは運営実態を解明する。
あたかも出会いを求めているかのようなサクラを配して情報料をだまし取るケースをあえて偽出会い系と呼ぶことにする。
偽出会い系は犯罪である。オレオレ詐欺に続く某所の収益源になっている可能性がある。私は、数年前から取り締まりを訴え続けていたのであるが、なかなか、お巡りさんが動いてくれなかったという苦い経験がある。
偽出会い系サイトの被害者は男性だけではない。女性も多く被害にあっている。被害金額も数百万円に至る事案もある。欺罔手段も、性行為を持ちかけるだけではなく、他人になりすますもの、お金を寄付したいというものなど、悪質なのがたくさんある。
表にならない被害も多いはずである。
そして、偽出会い系の問題は、それに留まらない。
これらの詐欺にはクレジットカード等の決済が必要であるが、クレジット会社は通常加盟店のチェックをする。それなのになぜ明らかな詐欺業者が跋扈するのか?そこには決済代行業者の存在がある。
単に、1件摘発するだけで済まされないよう願っている。
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