チャンピオンベルトと
最近、ITだけしかしていない弁護士と思われていようであるが、私は、離婚から少年事件から結構なんでもしている。
ところで、先日、亀田大毅氏が、チャンピオンを奪取したのをTVで見た。
私は、彼のチャンピオンベルトを見て、これまで弁護してきた多くの少年たちを思い出した。
かつて、大毅氏には、多くの批判が寄せられた。
それが、自ら巻いた種だとはいえ、当時、10代の世間もしらない彼にとって、メディアの批判はさぞかし、つらい事だったと思う。
彼が、今回、勝ち取ったものは、ベルトだけではないはずである。その中での地道な努力を大切にして欲しいと思う。
少年事件を扱っていると、ドロップアウトした少年が再起更正するには、あまりに、社会は厳しいと感じる。家庭環境や多くの理由で思うように再起更正できないこともある。
私が、弁護した少年たちは、今どうしているのだろうか?元気でやっているのだろうか?
便りのないのはよい便りということにしておこう。
全く話しは変わるが、子供の支援を志す弁護士の中には、子供の支援に向いてるのかな?な人が、意外に多いような気がする。
これは、弁護士だけでは無いようである。
なぜだろう。
| 固定リンク
「まったり、雑文」カテゴリの記事
- 遠山大輔弁護士の言うことには全て意味がある(2020.04.24)
- ビデオ法律相談βテスト始めました。(2019.01.26)
- ハッピーハロウィン(2018.11.02)
- 下町ケロット(2018.10.28)
- 第20回WILL(2018.09.01)
コメント
はじめまして。
全く話しは変わるが、・・・の部分について思うことがひとつあります。
少年相手の団体をいくつか見てきましたが、本当に少年のことを思って活動されている方々は表に出てくることは少なく、その活動は”私のため”とアピールしたい(と思しき)方が目立つ機会が多いから、そのように感じられるのでは・・・と思いました。
決して多くない、のではなく目立たないだけ、であろうと思いますし、そう信じたいです。
投稿: 通りすがりの丁稚 | 2010/02/19 01:08
>通りすがりの丁稚さん
おっしゃるとおりと思います。
あれは本当に(本当に)、他人への心が必要ですね。地道な努力をしている方はいっぱいいて、そういう多くの方々の支援によって、制度が成り立っていると思います。
自己顕示欲の強い人によって、方向性が間違うことの無いように願っています。
投稿: Toshimitsu Dan | 2010/02/19 13:03
オトナじゃない大人、あるいはオトナのふりをした大人の言葉って子供達(子供に限らないかもしれませんが)には響かないような気がします。
子供って言葉の奥底にあるものを、全身で感じ取るような気がするんで。
先生が弁護なさった少年たちが、後年「先生、司法試験うかりました!」「先生、弁護士になりました!サイバー法専門でいきます」なんていって訪ねてきてくれたらちょっとうれしいですよね
投稿: soyjoy | 2010/03/08 16:02
>soyjoyさん
私の言葉は、彼らに響いてるのか?
これは私もわかりません。
子供達は花の種のように楽観的にも考えていません。
うまくいくこともある。だめなときもある。ただ、彼らの中の一人でも、私によって人生が変わったのであれば、それは、とても嬉しいことです。
少年が、司法試験受かりましたって挨拶に来たら…ちょとどころか、考えただけで涙が出そうですね。
投稿: Toshimitsu Dan | 2010/03/09 15:24