差異様
私の所属する事務所も採用やらなんやらで、最近、履歴書を見ることが多い。
最近、修習生が、司法試験の成績を書いてきたりするのを見るたびに、他の事務所では
そんなのを見て判断するのかと驚く。
ところで、採用する側として、どんな人間を評価していることが多いかといえば、
① 物事に対して興味を持てること
弁護士は常に新しい事に取り組まないといけない。これは、弁護士になってみると意外に目先の仕事に追われてしまう。しかし、ルーティンワークを望む人は弁護士には向いていない。
依頼者のために心を使える人、スキルアップや新しいことに興味を持てる人が望ましい。
ただ、仕事と関係なしに、自分の趣味ばかり言われても、何をしに来たのかと思うので、注意されたい。
② 言語能力が低くないこと
弁護士は、依頼者と、裁判所と、相手方と、あらゆるところで人とコミュニケートしないといけないのである。示談では相手を説得しなくてはならないし、また、依頼者の言うことを理解できない人は、依頼者のために何もできないのである。
③ 自分なりのバランス意識をちゃんともっていること
一番スキルアップが難しいのは、理路整然と道を誤る人である。法律は道具であって、それをどう使うかという意識を持つことが大切である。
ちなみに、私の所属する事務所は、みんなが違うスキルを持っているのが特徴である。
サイバー法の勉強をやりたいといって、私のところにメールを送ってきても困るので、あしからず。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)