平気で冤罪をつくる人たち
という本を読んだ。
足利事件をふまえての裁判制度への問題提起であった。
この事件は、裁判所が謝るかとか、DNA鑑定がどうこうという話しが取り上げられがちであるが、無罪には、被告人の無罪を信じ、そのために情熱をもって活動する弁護人が必要なのである。そのことが書かれていてよかった。
他方で、司法のしゃべりすぎ論や、理系の自分!的な話しはちょっと蛇足ともおもえる。
それがなければ井上馨氏ではないと言えようか。
総じていえば、あの!井上薫さんにしては良い本に入ると思う。
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