TBSとTwitter
もう、古いネタであるが、江川紹子氏がTBSのサンデーモーニングを降板したということを、Twitterで公開したことが話題になった。
詳細は、GoogleやYoutubeでも公開されていた(消されているかも知れないが)ので、ソースは示さない。
どうも、ローテーション維持のために100球前後で降板した投手を無責任と「喝」したご意見番が、それに異を唱えた江川氏を番組に出すなと番組側に圧力を掛けたらしい。
誤解無きように言うと、このようなTBSの態度には憤りを感じるし、江川氏にはそのような圧力に負けないで欲しいと願っている。
その上で言うと、TBSのこの手の降板については、そんなものは驚くに値しない。
他方で、江川氏が、Twitterでメディアの内情を公開したことは驚いた。NHKの問題をブログで公開した私がいうのも何であるが、こんなことは今までタブーとされてきたことである。
ちなみに、江川氏の発言
サンデーモーニングはTBS報道局の番組です。話し合いの中で、私は「TBS報道局にとって、何が大事な価値観か、よく考えて欲しい」と述べてきました。その結果が、これです。非常に落胆しています
江川氏の気持ちはよく分かるが、かつてのTBSならともかく、あの番組はご意見番が上から目線で喝することにカタルシスを感じている人のために、放映されている番組である。投手生命を犠牲にして登板することの是非にジャーナリズム生命が懸かっているとは思えない。
テレビで放映されるものは、テレビ局が作り上げた世界である。スポンサーや視聴者のためにリアルさを切り捨ててきた。
他方、よりリアルに近いTwitterはどこに進んでいくのだろうか。
興味は尽きない。
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