プロバイダ責任制限法検証WG
利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会にプロバイダ責任制限法検証WGができたようである。
プロセキ法の見直しをするらしい。しかしながら、メンバーには、被害者側の事件をしたことのある者はおろか、実務家自体がいない。
立法の見直しを支えるのは、立法事実であり、現実の被害の現状のはずである。
実際の論点をみても、なぜか、ノーティスアンドテイクダウンが延々と論じられていて、明白性やログの保存やその他、緊急で論じられなければならない問題が、おそらく意図的にであろうが、掲載されていない。
この手の分野は、通信の秘密を金科玉条に、インターネット上での深刻な誹謗中傷よりも、プロバイダの建前の方を大切にする方がたくさんいる。
しかし、通信の秘密は、人権を保護するための制度であり、被害者の人権侵害に対して泣き寝入りを強いる制度ではない。
どうも、始まる前から、残念な状況である。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)