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2010/11/21

プロバイダ責任制限法検証WG

利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会にプロバイダ責任制限法検証WGができたようである。

総務省のHP

 

プロセキ法の見直しをするらしい。しかしながら、メンバーには、被害者側の事件をしたことのある者はおろか、実務家自体がいない。

立法の見直しを支えるのは、立法事実であり、現実の被害の現状のはずである。

実際の論点をみても、なぜか、ノーティスアンドテイクダウンが延々と論じられていて、明白性やログの保存やその他、緊急で論じられなければならない問題が、おそらく意図的にであろうが、掲載されていない。

 

この手の分野は、通信の秘密を金科玉条に、インターネット上での深刻な誹謗中傷よりも、プロバイダの建前の方を大切にする方がたくさんいる。

しかし、通信の秘密は、人権を保護するための制度であり、被害者の人権侵害に対して泣き寝入りを強いる制度ではない。

どうも、始まる前から、残念な状況である。

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