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2011/02/21

脅迫被告事件の公判期日

逸失物横領の被疑者であるとして、黙秘権告知も無く、「お前殴るぞ」と恫喝したり、椅子を蹴ったりした警部補の事件であるが。

告訴→検察は警部補をかばうような略式起訴→簡易裁判所から略式不相当の判断→簡易裁判所で審理するのは不相当と地裁に事件を移送→地裁で公判

という流れになっている。

本日午後1時15分から、その地裁の公判である。

裁判所がKYな訴訟指揮をしないかが心配である。

傍聴券発布となっているので、ご注意されたい。

裁判所名大阪地方裁判所 第11刑事部
日時・場所2011年02月21日 午後1時15分 本館北玄関東側出入口
事件名脅迫被告事件 平成23年(わ)第134号
備考

<抽選>当日,午後1時から午後1時15分までに並ばれた方を対象に抽選します。開廷時間は午後1時30分(本館8階803号法廷)です。

追記

今日の公判が終わった。

一言で総括すれば、「裁判所からノーを示された、検察が、恥も外聞もかなぐり捨て、組織をあげて、再び、恫喝を支持し、擁護した公判」という感じである。

検察官が、恫喝を擁護すればするほど、取調で恫喝が常態であることを認めているようなものなのにも関わらずである。

検察の冒頭陳述は、ICレコーダに録音された明白な事実と異なっていた。おそらく高橋警部補の言い訳を、嘘を、そのまま述べたのであろう。

傍聴席には、あたかも、被害者が、知らないと言ったり、ICレコーダの提出を拒否したから、恫喝したのも仕方ないと聞こえるような内容であった。

裁判所には、検察官の、違法取調の闇をもみ消そうとする態度に対して、毅然とした態度を示して欲しい。

違法取調に対するサンクションは、アンフェアーな手続で罪におとしいられられることを防ぐための最後の砦なのであり、特別公務員暴行陵虐罪に重罰が定められた所以なのである。

今日の公判には、多くの傍聴券希望者が列をなしていた。

ニュースにも多く取り上げられている。

NHK

朝日新聞

時事通信

読売新聞

FNN

しかし、今日は、8階の小さな法廷であった。そのあたりが少し心配である。

次回は3月30日午後1時半からである。

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コメント

nhk見ました、お疲れ様でした。

投稿: ヒガシカワ | 2011/02/22 04:03

現在、更にお疲れ中でございます。

投稿: Toshimitsu Dan | 2011/02/22 11:37

大阪府警もエライ行動をしてきますね。警察としても良い攻撃方法とは思えないのだけれど。
頑張って下さい。

投稿: KAWAMURA | 2011/02/22 13:09

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