シンポジウム「津谷裕貴弁護士の功績と日弁連の課題-津谷裕貴委員長殺害事件を受けて」
今日は、日弁連でこんなシンポに出ている。
日程が非常に厳しかった中、多くの人が津谷先生(生前は先生禁止であったが、亡くなったので、先生でいいのである)のために集まっている。
凶刃によって失ったものはあまりに大きい。
改めて、功績を見直すと、先物被害のために尽力してきたこと、いまなお、先生が実務に与えている影響を思い知らされる。
津谷先生は、生前「壇さん、全国回って、電子商取引対策を教えて回ってよ」と事あることに話ししていた。その一言が私への遺言になってしまった。
そんなことで、私は、今、全国を回って電子商取引を解説している。
改めて、哀悼の意を表したい。
追記
シンポでは、いろいろなことがあった。その中でも津谷先生の奥様が涙ながらに「主人がいないと寂しい」と語っていたことが心に残った。
津谷先生も、1人の愛される夫であり父である。
人の命を奪うということは、その人への愛情をも奪ってしまうことなのである。
私は、これまで被害者の気持ちをどれだけ汲んで仕事をしてきたのだろうか。
日々の仕事で、命の価値を忘れがちであるが、大切なことを再認識させられた。
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