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2011/04/13

愛知県弁護士会

4月8日には、愛知県弁護士会でプロバイダ責任制限法を語ってきた。

名古屋というと、山ちゃんに行けば風来坊の方が美味しいと言われ、風来坊に行けば山ちゃんのほうが美味しいと言われる名古屋である。

今回は、愛知県弁護士会の人権擁護委員会からのお誘いというのが、いつもとちょっと違うのだが、報道と人権部会の部会長の都築弁護士が、修習の同じクラスの隣の隣の席だったので実現したのである。

今回(いつも?)、法律の説明だけではなく、技術的な部分の説明をするために、疑似ISPと疑似電子掲示板の箱庭環境を構築して、実際に発信者を特定する手続を説明してみたり、実際にサーバのアクセスログを確認してみたりした。

多くの弁護士は、FreeBSDとか、Apache+RemakeAなんて見たことがないらしく、感想は、「難しかった」が支配的であった。

しかし、発信者情報開示を本当に理解するには、技術的な理解が不可欠なのである。

講演後の懇親会では、人権の人とか、コンピュータの人とか、消費者の人とかいろいろな人が出席されていて、非常に刺激的であった。

何のとりえもないが、弁護士10年たって、人のお役に立てるようなことがあることに、ささやかな誇りと感謝の気持を持っている今日この頃である。

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