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2011/12/01

求刑60年

求刑60年の事件があったようである。

記事

一般的に有期懲役の上限は20年である。

第十二条  懲役は、無期及び有期とし、有期懲役は、一月以上二十年以下とする。

但し、これは、1罪の場合であり、一つの裁判で複数の罪を裁く場合は、いちばん重い罪の法定刑の1.5倍の範囲で判決可能なので30年以下となる。

第四十七条  併合罪のうちの二個以上の罪について有期の懲役又は禁錮に処するときは、その最も重い罪について定めた刑の長期にその二分の一を加えたものを長期とする。ただし、それぞれの罪について定めた刑の長期の合計を超えることはできない。

しかし、併合罪というのは、確定裁判を経ていない罪の場合に成り立つ。ある罪を犯したときと、ある罪を犯したときの間に犯した確定判決がある犯罪があると、二つのある罪は併合罪の関係に立たない。

第四十五条  確定裁判を経ていない二個以上の罪を併合罪とする。ある罪について禁錮以上の刑に処する確定裁判があったときは、その罪とその裁判が確定する前に犯した罪とに限り、併合罪とする。

要するに、一つの裁判をうけた罪の前に、上限20年の罪を含む複数の犯罪があり、その罪のあとにも上限20年の罪を含む複数の罪があると、20年×1.5+20年×1.5=60年となるわけである。1罪の上限が60年とされたわけではない。

このあたりは、ちょっと解りにくいかも知れない。

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