Winny弁護団コメント
関係者各位
金子勇の著作権法違反幇助被告事件最高裁決定に関して
Winny弁護団
平成23年12月20日
本日、金子勇に対する著作権法違反幇助被告事件について、最高裁は、検察官の上告を棄却し、無罪が確定することになりました。
最高裁が、高等裁判所の判断を指示し、無罪と判断したことについては、当然とはいえ評価するものであります。
そもそも、本件は、捜査機関が、Winnyの技術や価値を全く検討せず、偏見で捜査を進め、立件した事件であります。すでに、2004年の逮捕から7年以上経過しており、失われた7年という期間は、金子勇本人だけでなく、我が国のソフトウェア技術者にとって、非常に大きな損失であります。
最高裁が、いかなる理由で無罪としたかについては、現時点では明らかでは無いですが、その基準が、今後のソフトウェア技術者が、意欲的な取り組みをすることへの妨げとなるものではないことを願うものであります。
以上
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