皆、敗者
光市の事件、被害者の遺族の記者会見があったようである。
元少年の実名を載せているので、私は、自分のポリシーに従って記事のURLは掲載しない。
「犯罪が起こった時点で、皆、敗者。自分の人生を絶たれてしまうような被害者がいなくなることを願います」
彼の発言は重い。あまりにも重い。
彼は、燃えさかる業火に身を委ね、自らの心まで焼き尽くしたのであろう。
家族が戻らぬ限り、彼の目前には、灰しか残されていない。
事件が終わり、みんなが彼のことを忘れた後も、彼は埋めることの出来ない消失感と闘い続けなければならないのである。
せめて、彼の将来にわずかでも幸あらんことを願うだけである。
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