2012年度JASRAC秋学期連続公開講座
JASRACの冠がついた講座で、ダウンロード刑罰化の問題をWinny事件事務局長が語るという、ちょっと違和感のある講座である。
制定過程、条文上の問題点、運用の問題点等を、敵を作りながら、やんわりと、お話する予定である。
【開催日時】平成24年10月27日 13:30~17:45
【場所】早稲田大学早稲田キャンパス 8号館B101教室(予定)
第1部 13時30分~15時30分
【テーマ】音楽著作権ビジネスの現状と課題
【概要】
レコード売上げは1997年をピークに下降の一途を辿り、音楽業界はかつてない深刻な状況に直面している。一方でコンサートの入場者数は増加しており、
レコードは買わないがライブは見に行くという音楽ファンが増えている。また、音楽配信が伸び悩む中でMusic
UnlimitedやSpotifyといった新たな配信サービスが注目を集めている。本報告では、音楽業界のベテラン実務家を招いて、今後の音楽著作権ビ
ジネスはどのように展開していくべきかを議論する。
【司会】 安藤和宏(早稲田大学客員上級研究員)
【講演者】宗像和男(セプティマ・レイ)
原一博(メディアプルポ)
第2部 15時45分~17時45分
【テーマ】ダウンロード刑罰化の問題点と今後の課題(仮題)
【概要】今般の著作権法改正によって、いわゆる違法ダウンロード行為やDVDリッピング行為に対して刑事罰が導入されるに至り、本年10月1日より施行されることとなっ
た。しかしながら、この立法については、その立法経緯や導入による効果も含めて、かねてより大きな議論が残されたままなされたといわざるをえないものであって、今般
の改正法施行によって大きな問題や社会的影響が生じることが予想される。ここでは、「ダウンロード刑罰化法制」の問題点と今後の課題、対応すべき事項等を中心に議論
する。
【司会】 平嶋竜太(筑波大学教授)
【講演者】壇俊光(弁護士、Winny事件弁護団事務局長)
小向太郎(情報通信総合研究所主席研究員)
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