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2013/01/09

ペニーオークションの良識

ペニーオークションで詐欺の片棒を担いでいた、某タレントさんが、ブログで謝罪をしているようである。

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 以前のような頻繁な更新への布石とも思われる。

この記事で言っているような、それで禊ぎは済んだかの話でないことを願う限りである。
もし、これだけだとすると、口だけの反省と言われても仕方ない。
反省というのは、被害者の為に何かをしてこそである。
良識ある言動ではなく、良識ある行動が求められているのである。

ただ、某芸能人一個人だけを責める気はない。

今や、やらせ番組で嬉々として銭湯に入っている弁護士がいる時代である。演出という名のやらせに麻痺していると言わざるを得ない。

この問題について語った某タレントのブログに書かれていることは、冗談は含まれているもののかなりの部分で本音であろう。

芸能界とは、視聴率に魂を引かれてしまった人たちであることは、忘れてはならないのである。

ここに、いろいろまとめたサイトがある。

詐欺の片棒を担いでいたいのは、このタレントだけではないはずである。未だ悪びれる様子すらなくブログの更新にいそしんでいるものもある。

 

実は、日弁連は、この問題を知らなかったわけではない。

インターネットを用いた商取引における広告の適正化を求める意見書

というのを出しているが、これは、ペニーオークションも意識して、FTCのガイドラインを参考にあるべき法制度について意見したものである。

シンポジウムも行っている。主にステマの問題を取り上げているが、FTCのガイドラインを紹介し、問題提起している。

これはニコニコ生放送でも放送していたりする。

しかし、消費者庁は、未だ、この意見に対して真摯に対応する気は無いようである。

この件は、国が、もう少し、早く対応していれば、彼女の芸能人生に傷をつける必要すら無かったのかも知れない。本当の意味で良識ある行動が求められているのは、彼らなのかもしれない。

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