Pay Attention for Justice
元修習生が、訴訟提起したそうな。
関連サイトもあるようである。
訴状の要旨が公開されている。憲法大展開である。
しかし、憲法がそんなことを予定している訳が無い。残念ながら滅びの美学を感じる訴状である。
私は、貧しい家庭に育った。ロースクールや貸与制であれば、法曹の途を選ばなかったであろう。そういう意味で、給費制の恩恵を最大限に受けた身である。
私は、給費制が望ましいと思う。ぶっちゃけ、温室育ちのボンボンが、戦うべきもののために、戦えるわけが無いくらいに思っている。
しかし、世間は法曹に対してどう思っているかを考えるのも大事である。
「弁護士さんってお金持ちなのに、なんで、お金を払うの?」、「なんで、弁護士になるのにお金を払わないといけないの?」的な話は多い。税金を投入するに値する社会的インフラなのか、法曹であるための教育コストを誰が負担するべきなのか。そもそも、司法制度改革は、弁護士を民間コンサル業と位置づけているところから始まっていないか?
それはさておき、ホームページを見るとヤフーボックス(?)に保存しているらしい。
8月2日に全国4地裁に一斉提訴しました!
全国で原告は合計211名、代理人は463名になります。
東京、名古屋、広島、福岡の各地裁に提訴しました。
訴状の要旨を当ホームページの「資料」コーナーに、訴状をヤフーボックスにアップしました。
ぜひご覧下さい。
ヤフーボックスのURL *******
ID *****
パスワード *******
なんで、訴状のファイルを公開するのに、ID、パスワードを公開せねばならないのだ?
他にいくらでも手はあるだろうに。。。ヤフーの規約にも反しているようである。
というわけで、もう少しスマートな活動が望ましいと思うところである。いろんな意味で。
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コメント
インフラなのか、民間コンサルなのか。
弁護士に何を期待するのかがもっと議論されて良い問題だと思います。
ほとんどの国民が無関心なまま、一部の勢力によって、後者にされてしまい、インフラとしてやってきた役割がこぼれ落ちて、いざということに泣かされる国民が出てくる、ということには、まったくスポットライトが当たらない。
こんなことで何が「絆」なのかよくわからないです。
投稿: 弁護士HARRIER | 2013/08/06 17:44