接見中の被疑者逃走?
強盗容疑で逮捕の男、接見中に逃走
なんて見出しの記事を見た。驚いた。弁護人が接見中に逃走可能なことは、まず無いからである。
で、調べてみた。
杉本容疑者は支部六階の取調室で弁護士と接見し、検察事務官と県警留置管理課の五十代の男性巡査部長が立ち会っていた。事務官の退室直後に、杉本容疑者が 「腰縄が緩んでいる」と訴え、巡査部長が直そうとしたところ、杉本容疑者が自分で腰縄を外し、靴下のまま逃げた。巡査部長らが追い掛けたが、杉本容疑者は 正面玄関から目の前の横断歩道の赤信号を無視して、追跡を振り切った。
取調室のドアは未施錠で手錠は外されていた。杉本容疑者は直前に、巡査部長と別の警察官の付き添いでトイレへ行っており、その際に腰縄が緩んだらしい。
なんだ、お巡りさんのミスでは無いか。
弁護士が逃走させたかのような、ミスリードを生むので、そういう見出しは止めていただきたい。
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