元少年A

元酒鬼薔薇聖斗が「元少年Ａ」の名で手記を出したようである。

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出版した太田出版としては、初版１０万部の久々のドル箱のようである。

この件について、出版の経緯を弁護士ドットコムが取材したようである。

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これに対して、殺害された土師淳君（当時１１）の父、土師守さん（５９）は、出版社に手記の回収を求める申入書を送ったようである。

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「出版は遺族に重大な二次被害を与え、正当化する余地はない」

部外者であるにもかかわらずしゃしゃり出た元裁判官よりもマシかというのが、率直な感想である。

軽々に判断するべきではないが、押さえがたい自分表現の欲求があったのであろう。

ただ、それほど自己表現したいのであれば、「元少年A」なんて、安全なところでやるのではなく、自分の名前を明かしてやれば良いとは思う。

少年法は、被害者の涙を犠牲にして、少年を更生を優先させる制度である。

その貴重な犠牲を強いて、多くの人が努力して更生させたのが、未だに自分の衝動を優先して被害者の感情を害する愚か者だとすれば、とても残念である。