20年前の放火殺人、再審支持
大阪市東住吉区で1995年、小学6年の女児が死亡した住宅火災をめぐり、大阪高裁(米山正明裁判長)は23日、殺人罪などで無期懲役とされ服役中の母 親・青木恵子元被告(51)と内縁の夫・朴龍晧(たつひろ)元被告(49)の裁判をやり直すと決めた大阪地裁の再審開始決定を支持し、検察側の即時抗告を 棄却した。
この事件は、何年も何年も、有罪が確定した後でも、なお被告人の無罪を信じて闘い続けた弁護士がいたことは忘れてはならないと。
私も何度か事件に懸ける思いについてお聴きしたことがある。
弁護人の皆さんの偉大な努力に敬意を表する次第である。
現在、内縁の夫に対して産経新聞のニュースサイトその他で心ない中傷行為が掲載されているのを散見する。
日本人というのは、20年以上もの間不当な拘束を受けたものに対して、石を投げつけるような真似をしなければならないような下等民族か?
常軌を逸した投稿に対しては遺憾に耐えない。
今回の事件は、虚偽の自白を強要した警察官や、虚偽の自白を鵜呑みにして真実から目を背けようとした検察官や裁判官が生みだした悲劇である。
「僕が母を信じないと‥母の味方にならないと母が一番辛い思いをするから」
この事件が、多くの人生を歪めたことは忘れてはならない。
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